譲れない前髪
こんばんは!間野翠です☆
男女問わず、前髪に命を懸けている方って周りにいませんでしたか。
おしゃれに目覚めた高校生ぐらいの男の子はヘアーセットに30分ぐらいかけるという話を聞いたことがあります(°∀°)
「こんな人いたなぁ」シリーズ
さて本日は「こんな人いたなぁ」シリーズの記念すべき一回目♪
接客時代に、お客様はもちろん、スタッフも個性的だったので、少しずつご紹介できればと思います(^^♪
※ちなみにいまシリーズ化することを決めました(笑)
第一回目は
「前髪を譲らなかっためぐちゃん」
です。
前髪を譲らなかっためぐちゃん 前編
接客時代、ちっちゃくて可愛いめぐちゃんという後輩がいました。
人当たりが良く、お客様だけではなく同僚のことも自然に褒めることができるタイプでした。そして目鼻立ちがしっかりしているので純日本人というよりは、アジアンビューティー顔♡今後のエースとして活躍してくれるのでは!?と高い期待が寄せられる存在でした。
一方で、一点だけ問題がありました。サービスするときに前髪を留めていないため、
下を向くと髪の毛がサラサラ~と落ちてきてしまうのです。
「なんだ、そんなこと…」というかもしれませんが、接客業は「清潔感命」なので
実は大事な問題です。
接客は身だしなみチェック必須!
接客時代、頭のてっぺんからつま先までの「身だしなみ」をいつでもチェックできるように、バックヤード(裏導線)には鏡が置いてありました。
また、スタッフは業務中は髪の毛や顔を触らないように努めます。誰しもムズッとかゆいときもありますが、何とか我慢です(笑)!
なぜならお客様にとっては、スタッフの印象がそのままお店の印象になるからです。鼻をポリポリかいている店員さんに、サービスされたくないですよね?…そういうことです(;´∀`)
前髪を譲らなかっためぐちゃん 後編
さてめぐちゃんのお話に戻ります☆
めぐちゃんは毎日髪切り用ハサミを持っていて、前髪をととのえていました。
毎日ですよ!そんなに伸びるものではないはずだけれど、彼女自身が自分の魅力を最大限に発揮できる長さを常にキープしていたような気がします。
そうなると、どうしても前髪が顔にかかってしまい、その髪を自分の手で触るので清潔感がなくなります。
「(めぐちゃんの前髪のことを)まだ直ってないけど、ちゃんと指導しているの⁉」
とお局様からツッコミは入るし、めぐちゃんにお客様の立場から理解してほしかったので、しつこく説得を試みました。
「お客様の立場だったら…」「見ていてどちらの方が印象が良い?」
など、彼女に考えて正してもらえるように促して、何度もいい返事を聞きましたが、ついに前髪を留めてくれる日が来ることはありませんでした( ;∀;)
「頑固者ぉ!!」と思うと同時に、自分の指導力が足りなかったかな…と反省することもしばしばありました。
めぐちゃんから学ぶこと
それから程なくして、めぐちゃんは退職し、やりたかったエステティシャンの道へ進むことになります。
本人は元々勉強がとても苦手と言っていて、英語や専門的な知識を短期間でどのように得たのかわかりませんが、最近になって海外でも活躍できるライセンスを取ったそうです。
そんなめぐちゃんストーリーから学んだこと。
それは「譲れないもの」があることは、自分の信念をもっていることだということ。
めぐちゃんの譲れなかったものは自分の前髪、つまり規則に縛られず、自分のスタイルで自由に接客できる環境。そして彼女はそれを求めて自分の道を切り開いていきました。
小さなこだわりではありますが、夢を叶える大きなパワーを感じませんか?
みなさんには人に何を言われようと譲れないものってありますか?
そしてそれは何ですか?
自分の価値観をみつけるきっかけになるかもしれないので、ぜひ問いかけてみて下さい(^^♪
それではこのへんで。間野翠でした☆