一期一会

こんばんは!間野翠です☆

 

一期一会

茶道の言葉の「一期一会」という言葉が好きです♡

 

一生に一度だけの機会。生涯に一度限りであること。生涯に一回しかないと考えて、そのことに専念すること。

 

誰しも知っているとは思いますが、私は接客時代に、裏千家の茶道の先生に改めて意味を教えていただきました。深いことわざです。

 

お茶のお稽古

月に一回、お茶の先生にお点前を教えていただく機会がありました。

せっかく有名な先生が無料で教えて下さるのに、私を含むスタッフときたら、

「お茶のお稽古どうする??誰が出る?」

と消極的。。。今思うと何てもったいないことかと思います(;´∀`)

 

なぜかお稽古メンバーに選ばれる機会が多かった私はその日も、そんなテンションで、お稽古をしていました。

がしかし、この日はいまだに強く印象に残っています。

先生は「一期一会」をこんな風に説いたんです。

 

「一期一会という諺はみなさんご存知ですよね?

 いま、みなさんとこうしてお茶をいただいていますが、今日という日のこの瞬間に、 

 このメンバーでお茶をいただくということはもう二度とないということなのです。

 ですから、この場もお茶も大切にしましょうね♡」

 

それまで、いつも一緒に働いているスタッフとただ一緒にお茶を飲むだけ…正座で足はしびれるし、長いなーというぐらいの姿勢であった自分。

 

そして「一期一会」という諺を軽~く捉えていた私に、先生の解説は頭を鈍器で「ガーン」と殴られたような威力がありました(´゚д゚`)

大きな感動とともに、急に不安になりました。

 

何て表面的な理解だったんだろう…。

 

果たしてそれまで、そんな思いを持って、お客様一人一人に対して接客していたのかと自問したときに、胸を張って「イエス」という自信はありませんでした( ;∀;)

薄っぺらな接客をしていたのではないかと、ものすごく反省しました。

 

日々の接客、大丈夫ですか?

みなさんも毎日する仕事が一緒だからと言って、おざなりになっていませんか。

 

日々お客様と接していると、自分の気分次第で接客が煩雑になってしまうこともあるかと思います。

 そんなとき、もう永遠にやってこない瞬間をお客様と共有していると思ったら、姿勢が変わります。俄然やる気なります!

 

また、繁忙期についてもしかりです。

 

私の場合は、繁忙期が七五三やお正月だったのですが正直かなりキツかったです。

特にお正月はすごかった‼

お座敷個室やホール席の2回転は当たり前で大晦日から元日までの睡眠時間は30分…。

元旦から200名様をお迎えして何とかしていました。いまやれと言われても絶対出来ない神業…若いってすごいですねー٩( ''ω'' )و

 

新入社員のときは恐らく疲れきった顔で接客していたと思いますが、「一期一会」を念頭に置くようになってからは、きちんとした笑顔でお迎えできるようになりました。

 

お客様をお迎えする側にとっては、何十…何百回目かのご家族の慶事ですが、それぞれのご家族にとっては唯一無二の機会です。

 

新鮮な気持ちで接客にのぞめるように、常に自分をリセットする方法として、「一期一会」を唱えてみてはいかがでしょうか。

 

それではこのへんで。間野翠でした。