タクシーあいのり事件から考える接客のあり方

こんばんは!間野翠です☆

 

続・タクシーあいのり禁止事件

昨日のあいのり禁止事件の続き。。。

 

結局3人では乗れなかったんです( ;∀;)

 

いつのまにか、わたしたちが乗ろうとしていた次のタクシーの運転手さんまで巻き込んで交渉すること10分。

わたしたちが分乗するかしないかで、後の方へも迷惑になるので決断しなくてはなりませんでした。

わたしたちが何を言っても、熱血タクシー運転手は「あいのりは受けられないっす」の一点張り。※昨日からの体育会系口調は本物にならっています。

 

いかなるアプローチもむなしく交渉決裂

 

最後に仲間になったキジ…じゃなかった人が降りることになりました。

 

ただし、ここでひとつだけラッキーなことが(^^♪

熱血タクシー運転手が勘違いしてくれて、私に向かってこう聞いてきたんです。

「お二人(私とアメリカ人)はお知り合いなんですよね?」

「そうです♡」

 

もめている状況を後部座席にいたアメリカ人に英語で伝えていたことが功を奏して、知り合いだと思ってもらえました。

仲間の無念を晴らすべく、うそっぱちを並べました♡

 

熱血タクシー運転手について

なぜ私が彼を熱血と呼んでいるかというと、自身の仕事にものすごく誇りをもった熱い男だったからです。

無事発車したタクシーは、もっぱら彼の「タクシー運転手」という職業への思いが語られる場になりました。

 

21歳からなりたくてなりたくて、就いた職業で、今年で6年目。曲がったことが大嫌い。

よく「10,000円でここまで行ってほしい」という注文したり、メーターを切っておまけしてもらうなんてことがありますが、熱血からしたら、ありえないことだそうです。

タクシー会社に損をもたらすものは「悪」ぐらいの勢いでした。

 

そこからの「あいのり」です。

 

彼の言い方では

「前からダメで断っていましたけど、相乗りで会社で事故があってからはさらに徹底しています!」

お客様が何と言おうとダメなものはダメ。確かに決裂した交渉のとき、一瞬の譲歩も見られないほどの完璧な「初志貫徹」男でした。

 

わたしたちを乗せようとする前にも、1件お客様ともめて警察を呼んで1時間ほど対処していたのだそうです。

 

接客のあり方

みなさんに質問です。

ここまで、この熱血運転手の話を聞いて、このタクシーに乗りたいと思いましたか?

正直、私はこのタクシー会社は今後は使いたくないと思いました。

 

もちろん彼の熱意や仕事へのひたむきな姿勢は評価するべきことなのですが、接客においては疑問が残りました。

 

会社の方針に積極的に背くことを勧めている訳ではないのですが、深夜に勤務していたらいろいろな無理難題を言ってくるケースが日中よりも多いと思います。その時に、熱血の生真面目さは弱点に転じてしまうように思えてなりません。

 

機械なマニュアル通りのサービスを提供した場合、お客様は人間のあたたかさが感じられず、反感さえ抱く場合があります。拒否するだけなら機械でも出来ますもんね。

 

将来的になくなってしまうと囁かれる職業の一つである「タクシー運転手」。

つい私に溢れる思いを語ってしまう熱血くんだからこそ、そこに人間らしい思いやりをプラスしたら指名が入る運転手になるんじゃないかと思いました。

 

タクシー運転手向け接客相談…ニーズあるか調べてみよう。

 

それでは今日はこのへんで。間野翠でした☆