強みのとらえ方
こんばんは!間野翠です!
最近少しずつながら、いろいろな本を読んでいます。
今日は、いま電車で読んでいる本
『イギリス人アナリストだからわかった日本の「強み」「弱み」』で気づかされたこと
についてシェアしたいと思います。
まず本のタイトルのとおり、著者はイギリス人。
ゴールドマン・サックス金融調査室長からの小西美術工藝社社長というおもしろいキャリアをもつ方です。ちなみに小西美術工藝社は300年以上続いている国宝・重要文化財の補修を手掛けている会社だそう。
その一風変わったキャリアを経て「日本人」を理解しながら、客観的な視点で「強み」「弱み」に言及しているので面白くってどんどん読み進められます!
さてさて早速本の中からお題を拝借!
日本の「治安の良さ」は強みになるか
あなたは、この質問に YES/NO どちらで答えますか?
情報は少し古いですが、2014年5月に日本人約3000人を対象に行われたアンケートで
「日本のどのようなところをアピールしたいか」 という質問に、
約半数の人が、
「治安の良さ」
と答えたそうです。
確かに世界各国で紛争が起きている現代において、国の治安は「良い」に越したことはありません。しかしながら「よし!治安の良い国だから日本に行こう」という決め手になるかというとそんなことはないはず!!
自分が行ってみたい国に置き換えると…
例えば「マーライオンが見たいからシンガポールに行きたい」(←これけっこう本気w)ということはあっても、「治安が良い国だからシンガポールに行きたい」っていう風にはやっぱりならないなー。
もちろん渡航の判断基準として大事な条件にはなるけれど、直接的な動機にはならない。
なので、そこをアピールポイントにしてしまうと海外の人からは「So What??」とキョトンとされてしまいます。
日本人として治安の良さを誇りとして捉えること自体が悪いというのではなく、間違ったアピールポイントを選んでしまうと、日本の良さを伝えられずに終わってしまいます。
こんな残念なことってないですよね??
自分のアピールポイントはいくつあってもいいのですが、相手にマッチしたものでなければならず、それはその都度チェックが必要です。
ただいま、『自分の「強み」絶賛発掘中』の私としても、このポイントは無関係ではないと思います☆
最後にちょっと話は反れますが…
強みって、自分では自然にできてしまう「当たり前」なことなので、意外と気づけないものなんですよね。だから人から尊敬されたり、褒められたりしたことは、自分のアピールポイントと捉えて、深く掘り下げることでどんどんビジネスに活かしましょう!
それではこのへんで☆